針葉樹もいいもんです。
針葉樹のいいところは灰がとても少ないこと。
12月まではヒノキばかり焚いてましたが、ほとんど溜まりませんでした。
広葉樹と比べると、針葉樹はメンテナンスフリーという感じです。
焚いても焚いても、掃除しなくていいです。
一方、広葉樹は灰の量が半端ない。
最近はサクラ、ナラ、クスノキなどを毎日ガッツリ焚いていますが、
灰もガッツリ溜まります。
こないだ灰受けを掃除した時の写真
これで2週間経ってなかったと思う。満杯です。
満杯だと、引き出す時にこぼれます。
このこぼれたのを片付けるのが面倒なので、
本当は早めのサイクルで捨てるのがいいんですが、ついつい。
うちの場合、今の時期であれば、1週間に一度ぐらいですかね。
こぼさずに取り出すことを考えたら、1週間持たないかも。
わざと灰を溜めてしまい、炉内からスコップで取るっていうのありですが、
Bポジションが使えなくなるのが欠点です。
詰まって空気が通りません。
そのためにも灰掃除はかかせません。
広葉樹と針葉樹で、なぜこんなに灰の量が違うんでしょう?
熱量半分で灰も半分、っていうレベルではないです。
同じ熱量あたりの薪の量を想像しても、針葉樹の灰は桁違いに少ないと思う。
細胞組織の違いなんでしょうか。
ラックに積んであるのは全部針葉樹(ヒノキ、スギ)です。
これ全部焚いてもたいした灰にならないんですよね。
もしこれが全部ナラだったら、どれだけの灰になるんだろう。
そう思うと、針葉樹を焚くのはすごく気が楽です。
焚くだけですから。
ヒノキを焚いてる動画を載せておきます。
別々のシーンを繋げて編集してありますが、全てヒノキのコロ薪です。
シーズン前半はこんなのばかり焚いてました。
ヒノキの熾きはサクサクで軽いです。
この熾きが燃えきった後はほとんど何も残りません。
針葉樹はとりあえずの薪、つなぎ程度にしか考えてなかったけど、
逆に今は針葉樹もたくさん欲しいと思っています。
燃え方も全然問題ないし、
メンテナンスフリーで楽という意味ではいい薪です。
もちろん、甘そうなトロリとした炎を楽しみたいときや、
朝まで熾きを残したい時は広葉樹じゃないとだめですけど。
針葉樹、広葉樹、半分半分ぐらいがいいかな。
それぞれの特徴を活かして使い分けていこうと思います。
ー追記ー
針葉樹は高温になりやすい、という話をよく聞いてましたが、
実際に焚いてるとそういうイメージは全くありません。
むしろ、広葉樹の方が高温になるイメージがあります。
細めの、中割り以下のナラなどを沢山入れてガンガン焚いてる時など、
確実にぐいぐいと高温にさせられる感じがします。
針葉樹にはそういったパワーが感じられません。
針葉樹は小排気量ガソリンエンジン、トルクは無く、軽く回る。
広葉樹は大排気量ディーゼル、トルクばりばりで、ぐいぐいと高温の世界へ連れて行く。
そんなイメージです。
針葉樹も安心して焚けるというネスターマーティンだからかもしれないけど、
たぶん、密閉式の薪ストーブはみんな同じようなものじゃないかと想像しています。
空気調整が出来ない開放型ストーブではまた話が違うでしょうが。
こんにちは。
針葉樹の灰が少ないって興味深いです。
逆かと思ってたので。
柳やクスノキはヘンテコなふわふわの灰が残るってのは
聞いていましたが杉、檜は少ないんですか。
建材も同じなのかな。
うちで焚いた針葉樹はほとんどがヒノキです。針葉樹にも色々あるでしょうから、針葉樹で一括りにして語るのもよくないかもしれませんね。ヒノキの灰はホントに少なかったです。
建材もいい薪になりますよね。杉であればやはり灰は少ないと思いますが、米松とかは焚いたこと無いので分かりません。でもどんな薪でも活用したいですね。焚ける薪はなんでも焚こうと思います。来シーズンは竹薪にも挑戦します。