S43を1シーズン使ってみて、煙突ダンパーが必要だと感じています。
うちの煙突は十分なドラフトがあり、焚き付けはとてもスムーズでいいのですが、
巡航運転の時にはドラフトが強すぎるような気がしています。
ネスターマーティンは気密性が高いので、入っていく空気をもっと絞ればいいだけ、
とも考えられますが、たぶん入口で絞るのと出口で絞るのことの違いもあるでしょう。
そのあたりも確かめてみたい。
ところで、煙突内に触媒を入れるという方法があります。
一般的な方法ではないですが、海外では色々商品化されています。
薪ストーブ選びをしていた頃からこの奇策が気になってました。
当時は触媒機かクリーンバーン機か迷ってましたが、
クリーンバーンを選んでもこんな方法があるんだと密かに思ってました。
で今、煙突ダンパーだけでなく、この触媒もどこかに入れられないかと考えてます。
海外で売られている物ばかりですが、操作は煙突ダンパーと同じでしょう。
焚き付け時には垂直に立てておき、温度が上がったら水平にして触媒を働かせる。
排気がクリーンになると共に、暖房効率、燃費にも効果がありそうです。
これは触媒が固定で、周りにスリット付きの板が2枚重なっていて、
その1枚をスライドさせる事により、空気の逃がし具合を調節するみたいです。
いいアイデアですね。
色々探した中では、この商品(下の写真)が気に入りました。
円筒型の触媒を煙突内で回転させると角があたってしまうので、
煙突内径よりも触媒の外径を少し小さくしなければならないです。
しかしその場合、水平にしたときに周りに隙間が空いてしまい、
触媒を通らない気流が出来てしまいます。
上の商品は触媒の周りに円盤を被せて、
水平にした時に隙間が出来ないようになってるみたいです。
周りも鋳物で出来てるみたいで頑丈そうです。
触媒ダンパーは海外のものばかりですが、日本でも試みはあるようです。
特許で出願されているものもありました。
これは触媒をスライドさせるタイプですね。
触媒の上にダンパーも付いてます。
上の状態で焚き付けて、温度が上がったら下の状態のように、
触媒を差し込むんでしょう。
ついでにダンパーでさらにドラフトを下げることも出来ちゃう。
スライド方式は、なんかそのまんまなアイデアで、構造としての美しさがないかな?
出願者はダッチウェストジャパン。
商品化はされなかったんでしょうか。
探すと、国内で扱っている業者さんもみえます。
ヨーロッパのユニークな触媒ダンパーを輸入されている業者さんがいました。
http://dan-plus.jp/catalytics.html
はじめて見る触媒です。
アメリカで売られてる触媒とは全然違うタイプ。
面白いです。
外周部分が丸くなってて、煙突内で隙間なく回転できるようになってます。
ハンドルもしっかりしてて、かなり気に入りました。
でも、現在在庫がなく、すぐには入荷できない状況とのことです。
他にも、morsoなどの輸入元、新宮商行が Catalytic Filter Pipe System
という商品を8月20日から発売したようです。
問い合わせたら、パンフレットを送ってくれました。
これは触媒固定のようです。
焚き付け時から全ての排気が触媒を通る構造です。
排気の逃げ道がないですが、大丈夫でしょうか。
ドラフト低下が気になりますが、聞いてみると、10%程度の低下だけだそうです。
10%であれば全然問題にならない気がするけど、どうなんでしょう?
パンフレットを読む限り、煙対策に焦点を当てた商品のようです。
触媒の反応温度も少し低くなってるとか。
薪焚亭さんが以前こんな試みをされてます。
「ダブル触媒は煙突コンバスター」(2007年12月05日)
Catalytic Filter Pipe はこれと同じような感じですかね?
触媒の性能と入れる位置、そしてメンテナンス性が違うけど、基本は同じでしょう。
薪焚亭さんの記事を読む限り、焚付け時は苦労されてたみたいですし、
結局定期的に詰まりを掃除しなくてはならないのが面倒のようです。
やはり、触媒は排気の抜け道があるタイプがいいかな。
でも、海外のものは手に入れるのが大変だし、その後のパーツ購入も不安です。
じゃぁ、自分で作る?
色々妄想してると方法はありそうです。
鉄工屋さんで作ってもらうのもいいかもしれない。
いずれにしても、僕が狙っていることは、
1、ドラフト調整による燃費と暖房効率の向上
2、煙突からの排熱による暖房効率の向上
3、適時にドラフトを下げ、さらにメローな炎を楽しむ
その為に次のことをしようと思います。
1、ストーブ口元から1mほどをシングル煙突に変更
2、煙突ダンパーや触媒などの設置
色々調べて検討してみようと思います。
こんにちは。お久しぶりです。
なんだか公私共に猛烈に忙しくブログもすっかりご無沙汰です・・・
そろそろ落ち着いてくるんでぼちぼち再開です。
煙突触媒、よさそうですね。
薪焚亭さんも新宮商事のを紹介されてますね。
こちらの住宅事情では低温時の煙を浄化できるならかなり有効かなと思います。
ただ初期費用もさることながらメンテナンスや触媒交換の頻度も気になりますね。
設置してくれるストーブ屋さんはB-TOP仕様はその状態で排気抵抗があるから
ダンパーは要らないよとおっしゃってたのですが、7mストレート煙突の引きの強さを
ほうぼうのブログで聞くとダンパーも無駄じゃないかなあと思う今日この頃です。
お久しぶりです。
煙突ダンパーは最初から入れようかと思ってましたが、えちぢさんと同じですね、ストーブ屋さんに不要だと言われました。ま、後からでも付けられるからいいか、と思ってその時はストーブ屋さんの言う通りにしましたが、結局、後付けすることになりそうです。でも、付けてみてやっぱ要らなかったとなるかもしれません。ま、色々やってみたいタチなので。半分遊びです。
B-TOPの排気抵抗はたいしたことないと思います。うちのストーブ屋さんが言うには煙突の長さで50cmぐらいの違いだとか。感覚的ですけど、ストーブ周りの抵抗ってあまり関係ないような気がします。クネクネしている最後の部分まで温度が高いですから。煙突の上の方、温度が下がる辺りでエルボがあるとか、そいうった場合は排気抵抗が大きいと思いますが、B-TOP部分はたいしたことありません。
うちの場合、触媒入の煙突はクリーンな排気よりも暖房効率狙いです。触媒の酸化反応で煙突をさらに熱して煙突部分からの放熱を期待出来ないかと思ってます。